体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)で得られた受精卵(胚)を数日培養し、子宮内へ戻す処置です。腟から子宮頸管、子宮内へと細いチューブを挿入して胚を戻します。痛みもなく、数分で終了する処置です。
胚移植で重要なことは、胚を受け入れる子宮内膜と胚の日齢が一致することです。月経中の内膜に胚を移植しても妊娠が成立することはありませんので、排卵後の内膜(分泌期内膜)に胚を戻します。
胚の種類によって、新鮮胚移植と凍結融解胚移植に分けられます。新鮮胚移植では、採卵後に受精させた胚をそのまま子宮に戻します。子宮に移植する胚の日齢から、前核胚移植(受精後1日)、分割胚移植(受精後2〜3日)、桑実胚移植(受精後4日目)、胚盤胞移植(受精後5〜6日目)と呼び分けます。
凍結融解胚移植では、凍結した胚を融解して戻します。自然排卵に合わせる方法では、採卵した周期とは異なる月経周期にその周期の排卵日を確認し、胚の日齢と内膜の時期が一致するようにスケジュールを立てます。ホルモン補充による方法では、ホルモン剤を使用して内膜を調整してから移植します(ホルモン補充法)。凍結融解胚移植も、新鮮胚移植と同じように前核胚から胚盤胞まであらゆる時期で実施できます。
2022年4月から保険診療の対象となっています。着床しやすい環境を整えることをねらったSEET法や二段階胚移植を併用する場合もありますので、詳しくは担当医にご相談ください。費用は費用についてのページをご覧ください。
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カテゴリ: 不妊治療


